日本の電子機器開発の現場力

近年、家電メーカーや電子機器メーカーがグローバル競争の中で苦戦を強いられています。

こうした現状から、日本の電子機器開発の現場力が落ちているのではと思われがちです。

しかし、企業の盛衰は、現場力もありますが、舵取り役である経営層の資質による部分が遥かに大きいと言えます。

どの分野に経営資源を集中するのか、選択と集中をどう推進するのかと言った経営方針のウエートが極めて大きいのです。

消滅する家電メーカーもあれば、トップの交代でV字回復を果たした家電大手や、海外企業に買収され再生を果たしつつある家電メーカー、そしてアメリカの原子力子会社の不振と不正で窮地に追い込まれている総合電機メーカー等を見れば、現場力よりも経営者の資質のウエートが大きい事が分かります。電子機器開発における日本の現場力は、まだまだ力を持っています。

しかし、経営の方向付けと共に、グローバルなマーケティング力に弱さが見られ、その事でヒット商品が出にくい状況に陥ってしまっているのです。電子機器開発と言う具現化するための現場力以上に、何を造るべきかと言ったコンセプトがより重要な時代となったとも言えるのです。

経営の方向付けと、集中すべき製品のマーケティング力が向上すれば、日本の電子機器・家電メーカーは今後も復活を遂げ、世界をリードする潜在力はあるのです。こうしたスキルに長けた経営者やマーケッターの出現で、再び電子機器開発の現場力が活かされる事を期待したいと思います。

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